ニキビや肌荒れなど、いつも肌トラブルに悩まされているというあなた。
だけど肌の中でも一番キレイといわれているお尻や二の腕の裏だけでなく、もはや首とも質感が違う・・・
そんなお肌にお困りの方は、一度是非目を通してみてください。
■なぜ顔だけ肌質が違うのか
「スッピンだと外を出歩けない」
そんな風に嘆いている方も多いかと思います。
スッピンの肌って、なんだか色ムラがあるし、腕や足は触るとサラサラなのに、顔ってなんだかベタベタしてしまっていませんか?
他の部分はきれいなのに、どうして顔だけこんな風になってしまうのでしょうか。
その理由は3つありました。
・顔だけ肌質が違う原因1:顔の皮膚だけむき出し
皮膚全体の中で、腕や足といった隅々の場所は衣服などで覆われていることが多いです。
しかし顔の皮膚は年中外気にさらされていて、いわばむき出し状態。
風や湿気、紫外線など、刺激となる要素をおもむろに受けてしまうため、どんなに頑張っていても、他の部分よりもダメージがあるのです。
・顔だけ肌質が違う原因2:皮脂腺が集中している
首よりも上の、顔と頭皮に到っては、皮脂腺がかなり集中しております。
そのため皮脂分泌が盛んで、ベトベトしやすくなっていることが挙げられます。
・顔だけ肌質が違う原因3:皮膚が薄くなってしまっている
上記の原因2つは、環境と人間の生態上仕方の無いことですので、これら2つの原因を取り去るのは難しいことでしょう。
しかし最後の原因、それは自分自身で自らのお肌を汚くしてしまっているかもしれません。
それは毎日のお化粧やクレンジングといった、本来人間が生きていく上では不必要な行為。
そのため毎日のケアによって必要以上にお肌の角質が削られ、肌がツルツルになってしまうことがあります。
肌がツルツルってなんだか良く聞こえますが、実際にはファンデーションが引っかからないため、化粧のりも悪く肌トラブルが起きやすい肌なのです。
■あなたの顔のお肌はどのくらい疲れているか、まずはチェック!
まずあなたの顔のお肌がどのくらい疲れているかをチェックしましょう!
・毎日化粧をしている
・毎日基礎化粧品でしっかり保湿している
・汗をかく仕事をしている
・日焼けしがちだ
・化粧品での日焼け対策はバッチリだ
・洗顔は入念に行う
・オイリー肌である
・ピーリングをしょっちゅうしている
上記のような生活習慣はスッピン力を低下させてしまう原因です。
■ここで「お化粧」にスポットライトを当ててみる
「お化粧は肌に悪い」VS「お化粧は肌を守る」の論争はかなり前からされていますが、私自身、やっぱり毎日のフルメイクは肌を弱らせると思うんですね。
肌というのは、元々外的刺激から守るために、自分でバリア機能を維持しています。
しかし毎日フルメイクをすることによって、一番外側の壁の部分を自分で削り取って、失われた部分をお化粧で足しているわけなのです。
お化粧自体はそこまで悪いことではないと思うのですが、化粧をしている時間の長さやクレンジング、洗顔など総合的なダメージを考えると、お化粧によって肌質が悪化している人も多いでしょう。
■基礎化粧品もスッピン力を下げる原因?
基礎化粧品ですが、実はきちんと使えていない人が多いのが現状です。
「浴びるように化粧水を使いましょう~」
「乳液はた~っぷり!」
こんな風に化粧品をたくさん使うことが推奨されていますが、こういった宣伝文句の効果もあるのか、顔を基礎化粧品でベタベタにしすぎてしまっている人も多いのです。
肌の一番良い状態というのは、触ったときに、少し水分を感じるくらいの状態が良いです。
プロのメイクさんは、基礎化粧品でお肌を整えた後、この状態になるまで入念にチェックします。
この状態よりも乾燥していたり、逆に油分が多かったりすると、化粧崩れの原因となるからです。
そのため基礎化粧品を使う場合も、自分のお肌の状態を見極めながら使うのが重要。
すべてのステップを終えて、5分経っても肌がベタベタするならば、それは過剰保湿になっています。
ティッシュオフをしたり、水で少し洗い流すのも手ですよ。